山田洋次監督脚本、初演出の歌舞伎「文七元結物語 」東京・ 歌舞伎座のゲネプロ見学
「文七元結物語 」が東京・ 歌舞伎座にて映画監督山田洋次さん演出で10月2日から上演されています。
この話はもともとは三遊亭圓朝が口演した人情噺です。「十八世中村勘三郎からの熱いリクエストを受けて、平成19(2007)年10月新橋演舞場『人情噺文七元結』の補綴を手がけ」という経緯がこちらのリンクに書いてあります。
https://www.kabuki-bito.jp/news/8407
山田監督は、寅さんシリーズ(男はつらいよ) だけでなく、日本映画史上で人気のある優れた映画監督として数多くの作品を手がけてきました。私が人気があると書くとき、それは大成功したというだけではなく、多くの人に愛されているという意味でもあります。
今回、俳優の中村獅童さんと寺島しのぶさんが夫婦役です。歌舞伎では非常に珍しいことですが、この配役は山田監督の依頼で、寺島しのぶさんは、男性だけが演じるこの紳士的な歌舞伎に参加しています。
ゲネプロの後のダメ出しでも、熱心に役者さんに演出をされ、全て終わると会場から拍手が起こりました。中村獅童さんが「ゲネプロで拍手をもらうのは初めてです。」とこちらに笑顔でおっしゃっていました。
笑いあり涙ありの温かいお話です。のでぜひ劇場に足を運ばれてはいかがでしょうか。


